旅行記というものは書くのも面倒ですし、読むのも面倒です。とはいえ、流石に過酷だったので今回くらいは記録に残しておいてやろうという気持ちです。

この記事はFUN入学卒業ブログリレー11日目の記事です。
昨日はまろん。くんで、「未来大入学前と入学からの一年間、そしてこれから」でした。

ショート自己紹介

卒業しました。今は神奈川県の平塚市に住んでいます。

バースデイきっぷ

知っている人は知っていると思うのですが、JR四国にはバースデイきっぷという特殊なフリーきっぷがあります。その名の通り、その人の誕生月の連続する3日間に有効な、特急も乗れるすごいやつです。
特にすごいところは、自由席用とグリーン席用という2種類があって、グリーン席用のきっぷ (自由席用より3000円高い) を買うと、JR四国内全線でグリーン席を含めた特急の任意の座席が(座席指定は必要ですが)乗り放題になります。

そして、一番すごいのはバースデイきっぷ (グリーン用) が15000円で買えるということです。なんと2, 3回特急グリーン車を利用することで簡単に元が取れてしまいます。

このバースデイきっぷのために、神奈川から四国を訪れたとそういうわけです。

以下旅行記です

0日目 (3/26)

仕込みをします。といっても、駅の指定席券売機で青春18きっぷを買うだけです。

1日目 (3/27)

先に旅程を貼ります。

時刻 乗るもの 行き先
5:46 JR東海道本線 熱海
6:48 JR東海道本線 浜松
9:23 JR東海道本線 豊橋
10:02 JR東海道本線 (快速) 大垣
11:41 JR東海道本線 米原
12:50 琵琶湖線・京都線・神戸線新快速 姫路
15:34 JR山陽本線 相生
15:56 JR山陽本線  岡山
17:13 快速マリンライナー 坂出
18:15 快速サンポート 観音寺
19:53 JR予讃線 今治

ちなみに、青春18きっぷ (5日間用) は12000円で売っているわけですが、この旅程では片道で(ほぼ)元が取れます。

一応米原と観音寺で乗り継ぎ時間があったので、米原のキオスクで昼飯、観音寺のはなまるうどんで晩飯ということにしました。今治にホテルを取っているので、何らかの方法でたどり着く必要があります。

まあ普通に15時間電車に乗るだけであんま面白いことないのでダイジェストで行くと、

富士山がきれいだったり、

後輩とレスバしたり、

東海道本線を完乗したり、

れおに発情したり

入国して、

クラフトビールを買って、

そのまま移動中に飲んだり、

うどんを食べて、

まちを歩いて、

投宿です。お疲れ様でした。

2日目 (3/28)

今治まで来たのには理由があります。今治周辺でやりたいことがあったためです。

1つ目は鈍川温泉に行くこと、2つ目は焼豚玉子丼を食べることです。

と、いうわけで行動開始…の前に、また仕込みをします。バースデイきっぷの購入と座席指定です。

さて、ネタバレにはなりますが、この男、鈍川で風呂に入ったあとなんと多度津経由で中村まで行きます。まあそんなことはおいておいて、

鈍川せせらぎ交流館です。こちらには以前(2025年9月)にも訪れました。詳しくは、旅行250902 (愛媛→香川→神戸)を読んでください。

風呂に浸かったあと、もうすこし車で山奥に進んで、鈍川渓谷を見に行きました。

鈍川渓谷の写真


一旦今治駅に戻り、車を返却した後、昼飯を食べに歩きます。

焼豚玉子丼、前回今治を訪れた際に食べられなかったものの一つですが、普通に美味すぎですね。

萌もありました。これなんですか?よくわかっていません。


ここから日が暮れて夜が更けるまでまた鉄道移動になります。

アンパンマン列車のグリーン車、どうなっているのか気になりましたが流石に内装普通でした。まあ車内放送はアンパンマンでしたが…

ということで到着です。

ちなみに、人間いわく今治→中村 (多度津経由)は結構異常移動よりらしいです。
実際、今治から鈍川に向かう途中、青看板に中村方面の表示があって、あぁ…地元民はここ越えていくんだろうなぁ…と思っていました。

投宿です。この旅行、基本的に明日の旅程をその日の終わりに決めているため、実は投宿!と言ってもそんなに気が休まる時間がありません。ここではついでに洗濯もしました。

洗濯機と乾燥機の運転が終わるのを待つ間、テレビをつけたら電波が終わっていてさすがにドカ湧きでした。


そういえば今治駅でみかんゼリーを買っていたのを思い出したのでホテルで飲みました

「『紅まどんな』は流石に道後泉海さんだろ!!!!」とか言って飲んでいました。そうですか…

とはいえ、収穫もありました。ゼリーを飲んでいる傍ら時刻表を眺めていたら突然天啓が降りてきました。

3日目 (3/29)

天啓が降りてきたため、一旦は天啓を信じて行動することにします。

2日目の目的地であった中村は実は終点ではありません。この先に宿毛という駅があり、駅メモのために乗りつぶしをすることにしました。

この四万十川かなりキレイじゃないですか?

適当に宿毛の駅前をうろついたあたりで、上りの特急に乗って戻ります。実は今乗っていた路線はJR四国の路線ではなく、土佐くろしお鉄道という会社の路線なのですが、バースデイきっぷは土佐くろしお鉄道に乗ることができるため、この部分も追加の運賃を払わずに移動しています。

中村駅に戻って、少しゆっくりしたら、予約していたレンタカーを借りに行きます。

車を借りて向かうのは、四国最南端である足摺岬です。

四国最南端 足摺岬の看板

途中火災か何かで道路封鎖があってめちゃくちゃ迂回させられるなどの事案はあったのですが、無事到着しました。駐車場が普通に満車だったため、ハザードを焚いて少し待つはめになって本当にありえないという気持ちでした。

なんと無料で入れる優れた足湯です。いや、料金取ってる足湯の方が稀か…
ちなみに景色は本当に優れていて、旅程に追われていなければ、ここで数十分くらいスマホ見ながらだらだらしてもいいなぁと思いました。内湯を持ってるホテルもありますし、今度は足摺に泊まりに来てもいいかもしれないですね。せっかくなら土佐清水市もいろいろ見てみたいところではありますし。

文章から少し急いでいるような雰囲気を感じるかもしれませんが、割と本当に急いでいます。
レンタカーの期限と特急の時間と行きたいところに追われているというのが現状です。

そんな時間に追われながら行きたかったところその1、足摺海底館です

海底に展望室があり、実際にその辺を泳いでいる魚 (とはいえ定期的に餌を下ろして近くに寄せてはいる) を見ることができるというオモシロスポットです。

そして、時間に追われながら行きたかったところその2、ジョン万次郎資料館です。

なんとかして朝ドラの題材にしたがっている題材がどんなものなのかを見に行ったということです。人の一生にエンタメ性を見出すなという話ではありますが、なろうみたいで面白かったです。(←小学生の感想?)

さて、ここから中村にもどり、車を返して特急に乗ります。トヨレンで車を借りていたのですが、自分と同時に車を返しに来たおっちゃんが一生店員にだる絡みをしていたせいで特急に乗り遅れそうになり、流石にしばき倒してやろうかという気持ちになりました。

高知にはチキンナンバンとかいう鳥の揚げ物にオーロラソースをかけたよくわからんものがあるらしく、それを食べました。ちなみにカツオも食べてないし日本酒も飲んでいません。一体どうして…


このあとは更に特急で阿波池田まで向かいます。当然グリーン車ですが…

駅メモあるある、「こんなところで一緒になるはずがない同電」です。ちゃんと駅データ9372駅だったのも怖かったですが、一番怖かったのはこの人が大歩危で降りていったことで…

普通に怖すぎたのですが、最終的な仮説は運用ぜんぶ乗る人だったのでは?というものです。実は大歩危→阿波池田の始発列車があります。そして、小歩危にリンク貼ってたら後発の普通列車の通過時刻くらいでチェックインが来たのでなんと本当に特急から鈍行に乗り換えている人でした。いやー怖いですね…

まあ自分もそれなんですが…

おつかれさまでした。

4日目 (3/30)

朝5時32分。起きて早々ですが、徳島駅まで全力で走ります!!!!!!!!!!!

理由は!!!!!!!!!!!!!5時45分発車の列車になんとしてでも乗るためです!!!!!!!!!!

そこそこ邪魔で重量のある荷物を持って息を切らして走り、ギリギリ車内に駆け込んで1分足らずで徳島発、阿波海南行の列車は出発しました。 きっぷを財布から出すのに手間取ってめちゃくちゃ焦ったのと、阿波海南行の列車は高架橋を渡らないといけないところが本当にきつかった。あと、「これはもう絶対に間に合わない」という時間ではなく、「全力で走ったら間に合うのでは????」という時間だったのもある意味で最悪です。

さて、ろくに水分も取れていない寝起きの状況で息を切らして走ると何が起こるでしょうか?
答えは簡単、酸欠です。旅程が過酷すぎるだろ…

ちなみにほんとに気持ち悪かったんですよ。車内がガラガラで、体も限界だったからやりましたが、ロングシートで寝るなんて普通はやりません。

そんなことまでして阿波海南とかいう明らかに普通の観光客が来ないところまで来た理由がこれ、DMV(Dual Mode Vehicle)です。

DMVの写真

デメリットが目立って全国の赤字路線が導入を見送る中、DMVを導入し、今日も元気に赤字を垂れ流す阿佐海岸鉄道です。乗車には予約が必要とされていますが、自分が乗ったタイミングで予約をしていた人間はお遍路利用の人だけでした。

そんな阿佐鉄もかつては普通の鉄道車両を走らせていました。現在ではその車両が阿波海南駅の一つ先、かつての終点であった海部(かいふ)駅に留置されています。

ところで、阿佐鉄が赤字垂れ流しなのはさっき書いたとおりですが、なぜか事業を続ける気は普通にあるらしく、「あの猫」とコラボをしたり、

あの留置されている車両の中でイベントをやったり(とはいっても主催は阿佐鉄ではないです)しています。

というか、あの留置されている車両、ちゃんと手入れされているっぽいんですよね…ああいう留置されている車両はたとえ駅ナカ留置でも残念なことになることが多い中で、(事前に掃除はしているでしょうが)普通にイベント小屋として使えるくらいではあるので…

ちなみにやる気があるのは阿佐鉄だけではなく、DMVの終点でもある道の駅宍喰温泉も相当にやる気を見せています。

まあ乗ってみた感じは普通にバスだし普通にディーゼル車なんですが、なんとも不思議な感覚です。明らかにバスの運転席からATSの「チーン」という音が聞こえてきたりします。
興味がある方はぜひ葬式鉄が出てくる前に乗りに行ってあげてください。


さて、宍喰温泉から徳島まで戻るわけですが、ここから阿波海南まで戻るのは難しいです。これはDMVが経路を行ったり来たりしているからなのですが、このせいで旅程組みが非常に大変でした。鉄道を使うと、なにをどうしても今日やりたいことの片方、つまりDMVに乗るか、もう一方のどちらかを捨てる必要があったためです。そんなことを昨日阿波池田→徳島の列車の中で考えながらウンウン唸っていたら、見つけました。宍喰温泉→牟岐駅のバスがなんといい感じに接続するということを。

ということで、ここに来て路線バスを解禁します。ちなみにこの旅行はバースデイきっぷと18きっぷを酷使する旅なので、基本的にJR/土佐くろしお鉄道以外に乗ると損です。

一旦徳島駅まで戻ったところで、次は車です。多動?

目的地は祖谷温泉です。はい、なんと昨日通り過ぎた阿波池田に鉄道ではなく車で戻るという、本当によくわからない旅程です。

どうしてこんなことになったのか、解説しましょう。まず、阿波池田から祖谷温泉まではバスがあります。が、日の有効本数が2本程度しかありません。では、阿波池田まで移動した後レンタカーを借りれば良いのではないか?と思うかもしれませんが、そんな甘い話でもありません。少なくともカーシェアサービスは存在せず、レンタカー屋も地元のレンタカー屋が1件あるのみ。しかも、祖谷温泉には日帰り入浴のタイムリミットがあります。

ではどうすれば良いのか?答えは思ったより脳筋で、丸亀 or 徳島から車で来ればよいのです。そうして鉄道のダイヤと車移動、入浴の時間を勘定すると、朝イチで阿波海南に向かい、DMVに乗ったあと、どう考えても接続しない列車にバスで無理やり接続し、徳島までとんぼ返りした後車で昨日の経由地まで戻り、乗用車一台幅の山道を爆走して神の入浴をキメたあと、再び徳島まで爆走してほぼ終電に乗って移動を続ける。こんな旅程が完成します。

お察しの通り、この旅程に遅延は許されません。今日の朝、息を切らして徳島駅まで走ったのは、朝イチで阿波海南に行けなければ、日の楽しみが半分に減ってリカバリーができないというギッチギチの旅程だったからです。

そんな祖谷温泉ですが、なんと露天風呂に行くためにケーブルカーに乗ります(!?)
ホテルの本館は祖谷渓の上にあるわけですが、なんと露天風呂は祖谷渓の谷底にあるんですね。

極上のぬる湯、なるべく浸かれる時間を最大化するのが吉です。


行きは下道オンリーで来ましたが、徳島から池田までは本州の1桁国道みたいな感じで、ずっと信号があるタイプ、市街地の途切れが少ないタイプの道だったので、バイパスとしての恩恵を得るために徳島道経由で帰ります。

なんなんですかね…これ…

徳島ラーメン食べないやつは弱すぎるので徳島ラーメンを食べます。レンタカーの返却が近いので結構フードファイトです。

無事でした。

ここから高松に向かいます。

そして高松で乗り換え、いよいよ出国の時間です。

5日目 (3/31)

帰ります。

当然帰りも鈍行ですが、1日目と違う点が一点。1日目は米原と観音寺で飯を食えるくらいの時間がありましたが、帰りは飯を食う時間が一切ありません。岡山駅で買った食料を大事に消費していきます。
とはいえ、行きと同じなのでダイジェストとかじゃなくて、省きます。

東海道線が止まりました。強風の影響で動かせず、三島駅で立ち往生です。しかも、なんと熱海より先、JR東の東海道線は運転見合わせにはなっておらず、なんと本当にあと数駅というところで止められてしまいました。

時間には余裕があったので待ちましたが、およそ1時間程度待っても電車は動かず、スマホの充電がジリジリと減っていくなかでなお動かない東海道線の車内では、「家族が〇〇まで迎えに来てくれる」というような会話が多く、皆家庭を持って生活しているという事実にまた心を抉られるのでした。

そんなときに気づきます。「これ、新幹線はほぼ定時で動いてるな…」と。

停車中の駅が三島駅だったのが幸運でした。18きっぷで出場し、乗車券と特急券を券売機で購入して新幹線改札を通ります。 運転見合わせの影響で混んでいるだろうと思っていましたが、運転見合わせ区間が静岡東部のみと短かったのと、そもそも新幹線に乗ってでも小田原に抜けたい人間が少なかったために割とガラガラの車内で小田原まで移動。

小田原から平塚まではたったの数駅です。

酷使の記録

あまり「元を取る」という言葉は好きじゃないのですが、一応計算してみようと思います。ただし、本質とは離れた、18きっぷでもバースデイきっぷでも乗れないもの、具体的には阿佐鉄やレンタカー、バスは省きます。

というわけで、合計30020円の得でした。

この旅の宿泊費は大体引いて大体17000円くらい。レンタカー代が20000円くらいなので、フリーきっぷで儲けた差分でさらに移動して、ついでに寝たことになります。

やはりグリーン車利用にあたっての回収効率がよく、何なら高松-松山往復で元がとれてしまうので、皆さんもぜひバースデイきっぷを擦り切れる程使い倒してみてください。

ちなみに、この旅程を再現しようとすると朝から夜まで動きっぱなしのマグロみたいな旅程になります。皆さんもぜひ再現してみてください。


この記事はFUN入学卒業リレー11日目の記事でした。

明日はYoureinさんで引っ越し2026-03です。楽しみですね(?)