2024年1月30日に函館市亀田交流プラザで函館ゆるすぎる勉強会を主催しました。気づいたらもう一週間以上経っていてかなりびっくりしています。
開催にあたって
オープニングのスライドでも話しましたが、勉強会建てたいな〜という気持ちで2時間で会場を抑えて(公開まではちょっと時間を置きましたが)翌日にconnpassをこしらえました。
正直勉強会の名前とかなにも決めてなかったんですが、申請用紙に書かなければいけなかったので「函館ゆるすぎる勉強会」と書きました。
今回は本家「函館ゆるい勉強会」や「Mariners' conference」とは違い、大会議室ではなく講堂2を貸し切ったのですが、これについて少し書いておきます。実は勉強会開催の1, 2週間前、phpカンファレンス北海道というカンファレンスに行っていて、「あーデカイ部屋で勉強会やるのいいな〜」と思っていました。まあphpcondoはいろいろ規格外ですが、北海道の千歳には「ゆるちとせ」という勉強会がありまして、そこの勉強会はまちライブラリーちとせという、ちょっとした図書館+カフェみたいなところで勉強会をやっていたりします。ゆるちとせ、phpcondoの前例もあって、会議室じゃない、大きな部屋を会場にしたいなという願望がありました。部屋の下見をしていなかったので設営で初めて部屋に入ってちょっと意外だったところもあったにはありましたが、まあいい前例づくりにはなったんじゃないかなと思っています。
また、今回はイベント準備の殆どを自分一人でやりました。会場を抑えるときはJugesukeくんがちょうど会場施設に居たので、過去のMariners' conference開催経験などの経験を聞かせてもらって追加設備などを決めたのですが、それ以外は全部自分一人でやっています。会場設営も大体自分がやっていましたし、会場で提供した電源などもあれは貸出物品ではなくて私物です。これには少し理由があって、そんなに大した話ではないのですが、Mariners' Conferenceの方向性と自分の方向性が違うなと感じるところがあり、運営はその団体から独立した状態で行いたいという気持ちがありました。申請の際に、Jugesukeくんから「函館ゆるい勉強会やマリカン(Mariners' Conference)の名前を借りてもいいんじゃない?」と言われた上でその場で断ったりもしています。結局「函館ゆるすぎる勉強会」という「ゆるい勉強会」とのつながりが出てしまう感じになってしまったのでもう少し違う名前にしたかった感はありますが…
個人主催はゆるすぎるカテゴリになるのか。なるほど。
— Bラボのジャンボ(中村拓也) (@jumbo_hakodate) January 22, 2024
勉強会の内容について
どういうわけかわかりませんが、Mariners' Conferenceとは少し違った層が来てくれて個人的にはめちゃくちゃ良かったな〜と思っています。Mariners' Conferenceは良くも悪くもサークルとして活動するちゃんとした勉強会ですし、函館ゆるい勉強会(現ゆるはこ勉強会)はもとはLT会、今はもくもく会ですし、雑に話したいことを話せる機会を提供できたとしたら良かったなと思っています。
名前の通り相当ゆるい勉強会を想定していて、
発表内容は情報系、技術系から昨日の晩ごはんの話や全オタクが見るべきアニメの話までなんでもアリ! 帰省やインターン、あるいは卒業によって函館から離れる前に最後にLT会で盛り上がろう!発表予定がないなら手ぶら参加でもOK!
この紹介文でも情報系に限らない話を歓迎するという気持ちを全面に出しています。というのも、みんな発表するとなると割とちゃんとした話を持ってきがちなので、それを防ぐみたいな気持ちでした (まあ意味なかったですが)。個人的にはあの中華タブレットPCの話とかDJの話くらいのGeekさがちょうどいいかな〜と思ったり思わなかったり。オープンソースの話はあれ一回ちゃんと聴きたいですね。自分も雑にオープンソースライセンスを使いがちなので、勉強したいなという気持ちがあります。
ゆるさ
そういえば発表順は僕がオープニングでPythonのスクリプトを実行して決めたんでした。
import random
l = ['nagatakun_real', 'nick_san_', 'tomio', 'Yourein']
ll = ['ぺるき', 'Jugesuke', 'Accord33']
random.shuffle(l)
random.shuffle(ll)
print(['k_cat'] + l + ll)
random.shuffle(List)
とかいうもうこのためにあるだろみたいなメソッドが生えていたので、簡単ですね。
北海道の江別には「えびてく」という勉強会がありまして―種々の出来事がガチャで決まりうる恐ろしい勉強会なのですが―、そこを参考に面白いなと思って導入してみました。決して当日まで面倒で準備をしていなかったとかそういうわけではないですとも
さらに、今回はタイムキーピングも行いませんでした。これは単にある人がどれくらいの長さの発表をするのか事前に集計するのが面倒だったのと、多少長くとも話したいことを話してくれればいいかなという思いでした。これは意外な事実かもしれませんがタイムキーピングをしない発表というのは上級者向けで、というのもそこまで発表の経験がない人は自分がこのスライドをどれくらいで喋りきれるのかわからないままにスライドを持ってくる場合があるからです。今回の参加者は結構こなれた人が多かったのでタイムキーピングを行わなくてもなんとかなった節はありますが、ちゃんと勉強会(LT会)をするならタイムキーピングはしたほうがいいですね。一応オープニングで「15分ぐらいにしてほしいな〜」的なことは言っていましたが、実際時計は見ていませんでしたし、まあなんとかなるだろうという気持ちでやっていました。最終的に発表時間に関しては自分が一番長かった(20分程度)んですが…
漏れの発表の話
今まで勉強会でしてきた発表は割と真面目なものが多くて、どれくらいの温度感で行けるかなと思って一発情報系じゃないというか「勉強会のネタか…?」というのをぶち込んでおくかみたいな気持ちでした。
せっかくなので復習しておきますか?
会場で流したのはこの4曲です。どれも1分30秒くらい流したので、これだけで6分ぐらい時間を取ってるわけですね。常識破りすぎる。
本当はスライド16枚目の下の方にあるキミとDriven StarやGalactic Loveも流したかったのですがまあそれは別の機会に。
反省点とか
そんなにないんですが、会場設営についていくつかひっかけポイントがあったので備忘録として書いておくことにします。
1 - 音響ワゴンについて
音響ワゴンを借りていたのですが、講堂2だけを借りる場合は音響ワゴンについているHDMIポートで映像出力を行うことは出来ません。一方で、PCの音声出力を音響ワゴンに入れる方法として公式に案内されていた方法はそのHDMIポートを使うのみなので、音響ワゴンを使ってPCの音声出力を天井スピーカーから再生するには別の方法を考える必要があります。今回はプロジェクターのスピーカーの音質がそこそこ良かったのでスピーカーの近くにワイヤレスマイクを置くことで解決しましたが、よく見たら音響ワゴンにフォーンジャックがついていたのでそれを使うと良いかもしれません。幸い3.5mmからフォーンプラグに変換する端子は持っているので、勉強会セットに入れておくことにしました。
2 - LANケーブルについて
これMariners' Conferenceのときもやったんですが、発表者用にLANケーブルを用意するのは普通にコストがかかるだけで誰も嬉しくないんじゃないかみたいな気持ちになりました。万が一デプロイしたWebアプリのデモを行うなど回線速度がある程度でないと困る人向けに用意していたのですが、次回からやめようかなぁという気持ちになっています。
3 - 仕切り位置について
講堂2と講堂1を仕切る壁の話ですが、思った以上に講堂2側に割かれる奥行きが小さくて、部屋の長辺が短辺の2倍ぐらいあったような気がします。横幅を随分と無駄にしてしまった気がしたので、実は正面を向く形で設営するのではなく、窓の方を向く形で設営するのが正解だったかもしれないなと思っています。
おわりに
実はゆるすぎる勉強会という名前に反してYoureinが北海道の様々な場所で開催された勉強会から面白いなぁと思うところを引っこ抜いて組み合わせた、いわば試験的な会だったのですが、少しでも来てよかったと思っていただけたなら幸いです。最終的には2, 3ヶ月に1回くらいは近況報告的にみんなで集まって勉強会できるくらいゆるくできたらいいですねと思っています。
気が向いたらまた開催するのでゆるくお話しましょう!